石和八幡宮(いさわはちまんぐう)

源氏弓場術ゆかりの地

1192(建久3)年、石和五郎信光(武田信光)が源氏ゆかりの地である鶴岡八幡宮から勘請し、石和八幡宮と奉称し甲斐源氏の総鎮守として定めました。祭神は、応神天皇、仲衰天皇、神功皇后です。造営にあたっては、鎌倉幕府を創建した源頼朝から五百貫の寄進と「うつしては同じ宮囲の神垣に汲みあいかむ美たらしのみず」の和歌の奉納があったと伝えられています。
武田氏ゆかりの地で、代々武田氏の祈願所として信仰されたといわれています。源氏が重んじた「射法相伝」の儀式がすべてここで行われたそうです。現在でも毎年春季例大祭に直近の3月末又は4月初の日曜日に、例大祭奉納流鏑馬神事が開催されます。
絵馬殿には江戸時代のものと思われる絵馬が多数奉納されており、11点が笛吹市の指定文化財となっています。
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石和五郎信光(武田信光): 平安時代後期から鎌倉時代前期にかけて活躍した武将。鎌倉幕府創建における功績によって甲斐国守護となり、甲斐国八代群石和荘に石和館を構えた。信光は弓馬術に優れ、度々流鏑馬の射手に選ばれたことが『吾妻鏡』に記されている。

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