武田発祥の地コース

武田家の祖・武田信義にまつわる地を巡る

八ヶ岳南麓に住まった甲斐源氏の祖・源清光は多くの男子に恵まれ、彼らは山梨県各地に移り住み、勢力を広げました。その一人である信義は、逸見の南にある武田(韮崎市神山町)の武田八幡宮で元服し、「武田」という姓を名乗りました。これが、武田信玄を輩出した名門武家・武田氏の始まりです。
武田信義は、源平合戦でも活躍し、一時は源頼朝や義仲に並ぶ武家の棟梁でした。しかし、頼朝が自分を中心とした組織づくりを進める過程で、独立心の強い甲斐源氏が障害になると考え、排除することを企てます。そのため武田信義の息子である一条忠頼は殺害され、信義は引退。信義が力を失ったためか、信義が元服した武田八幡宮の別当寺(神社を管理する寺)は、すぐ側にある信義ゆかりの寺・願成寺ではなく、頼朝に厚遇された信義の弟・加賀美遠光が再興した法善寺(南アルプス市)が務めました。
武田発祥の地である韮崎市神山町には、城郭跡や館跡、信義が崇敬した神社仏閣など、武田氏に関連する遺跡が多く残っています。棒道からは離れていますが、合わせて歩けば、甲斐源氏から武田氏へとつながるストーリーが見えてきます。北に八ヶ岳、東に茅ヶ岳、その奥に秩父連峰、南東に富士山を望む景観も魅力です。

距離 : 約9km / 所要時間 : 約4時間 / 徒歩

スタート地点 : 韮崎駅

ゴール地点 : 韮崎駅

COURSE MAP

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