為朝神社(ためともじんじゃ)

源為朝を祀った疫病退散の神社

武田信義が1185(元暦元)年に社殿を建立して源為朝を祀ったと伝えられる神社。1541(天文10)年、武田信玄によって武田八幡宮の境内に遷宮されたといわれています。
源為朝は、武田氏と同じく清和天皇が祖であり、信義の遠い親戚にあたります。2メートルを超える巨体で五人張りの強弓(大人5人がかりで張る弓)を使う非常に強い武将としてよく知られます。1156(保元元)年の保元の乱で破れて伊豆大島へ流されましたが、その後の為朝については、琉球に渡って王朝の先祖になったという伝説が語られています。武田八幡宮には、鬼2匹を従えて武田信義のもとに身を寄せ、武田為朝を名乗ったという言い伝えがあります。

為朝神社は1816(文化13)年、源氏の直系子孫である深沢文兵衛源直房らがその衰退を憂いて再興しました。本殿には美しい木彫が施されており、1841(天保12)年に作られた源為朝像を見ることができます。
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・疫病退散の神:源為朝が疱瘡の神を退散させたという言い伝えから、種痘(ワクチン)が始まる明治時代までの長い間、疱瘡除けの神として信仰されました。

御朱印もらえます

※情報は制作時のものであるため、実際の訪問の際には事前にご確認ください。

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