秩父裏街道と夢窓疎石の足跡を辿る道

「石立僧」夢窓疎石の原点 煙霞の街道奥深くへと分け入る

室町時代、足利将軍家からの崇敬を受けた臨済宗の禅僧、夢窓疎石は、この地域で幼少期を過ごし、長じて後には山中で行を修めたと伝えられています。恵林寺の山号にもなっている乾徳山(山梨市)は夢窓疎石の修行場であったとされ、喉を潤した水場と言われる銀晶水、錦晶水や、座禅石が残っています。また、かつて山梨市牧丘町にあった浄居寺は、夢窓疎石が初めて開いた寺と伝えられています。
この他にも、秩父往還沿線とその周辺には、夢窓疎石の足跡を幾つも認めることができます。夢窓派僧たちの祖として弟子に連なる者一万人と言われ、七人の天皇・上皇から国師号を贈られるなど、中世日本史の展開に深く関わった夢窓疎石は、自らを「煙霞之癖(雲や霞、山水の景色に執着し、深く自然を愛する心)」と評する「石立僧」でもありました。その原点は、夢窓疎石が山野に遊び、行を修めた甲斐の地にあったのかもしれません。
このコースでは夢窓疎石の事跡が残る寺院のほか、この地域を拠点とした甲斐源氏、安田義定にゆかりのスポットを巡りつつ、秩父裏街道の懐深くまで脚を伸ばします。

距離 : 約40km / 所要時間 : 約6時間 / マイカーまたはレンタカー利用

スタート地点 : 街の駅やまなし

ゴール地点 : 街の駅やまなし

周辺散策情報

・山梨市駅周辺を散策したい
→ 山梨市駅周辺ルート(峡東ワインリゾートマップ)
→ てくてくお散歩MAP(山梨市 桃の花散策MAP)

COURSE MAP

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