涅槃像のある寺院

源平合戦で源義経と行動を共にし、大将格の働きをみせた安田義定は1194(建久5)年、源頼朝によって討たれました。その後、義定の三男、安田義安も自刃し、1197(建久8)年に建立された浄谷山安養寺に弔われたと伝えられています。
それから約400年後の1590(天正18)年、豊臣秀吉の家臣であった加藤光泰が安養寺を現在の場所に移し、洞雲寺と改称しました。
本尊は江戸時代の作と伝わる、高さ25.6cmの木造阿弥陀如来坐像で、山梨市の指定有形文化財に登録されています。境内には、加藤光泰の五輪塔があるほか、県の指定天然記念物の八房の梅(やつぶさのうめ)、樹齢150年を超えるしだれ桜もあります。また敷地内には大きな涅槃像や観音像、三蔵法師像、200体以上の水子地蔵など、さまざまな石仏が置かれています。
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〈参考資料〉
『探訪甲斐の至宝』
『やまなしのお寺と神社』

〈参考サイト〉
富士の国やまなし観光ネット「金峰山 洞雲寺」
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_8326.html
山梨の歴史を旅するサイト「洞雲寺」
https://www.yamanashi-kankou.jp/rekitabi/jisha/spot/044.html
山梨市「木造阿弥陀如来坐像」
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/city_19.html

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