水音に織機の音が重なる:西桂(にしかつら)コース

優美な裾野を引く御山の姿を正面に、豊かな水音と織機の音が重なる

国道139号から一本南を走る道が古い富士道。西桂町小沼(おぬま)の旧道は「宿通」と呼ばれ、江戸時代から近代を通じて富士山に登る人々を受け入れる宿場としてにぎわいました。明治時代には、馬車鉄道の乗り換え所もありました。
小沼付近は、八の字の形をなして緩やかに裾を引く富士の御山の全体を、最初に目にする場所。江戸から歩いてきた富士講の人々も、次第に大きくなる富士の姿に思いを新たにしたことでしょう。
旧道沿いには今も現役の機屋(はたや)があり、道を歩いていると、時折、織機のカシャンカシャンという音が聞こえてきます。この旧道は、幕末から近代にかけて、横浜を中心とした糸や織物の商売が盛んになると、織物問屋の集落として発展しました。
町中には家の敷地の中まで用水路が張り巡らされ、豊富な水があふれんばかりに流れています。この水も織物生産には欠かせないものです。

距離 : 約3㎞ / 所要時間 : 約3時間 / 徒歩

スタート地点 : 三つ峠駅

ゴール地点 : 三つ峠駅

コース上のトイレの場所
・三つ峠駅(構内)
・桂川公園
・西桂町役場
■メモ
・道路状況は基本的に舗装路で、コース全体の高低差は約30m(富士山に向かってやや登り)。
・毎月第3土曜日に開催しているオープンファクトリーでは、高度な技術で織られた織物製品の購入、ワークショップ体験、工場見学等を実施している。対象となる工場は毎月異なるので、公式サイト(https://hatajirushi.jp/home)で必ず確認の上、事前に予約をすること。
・車利用の場合は、桂川公園、西桂町役場の駐車場を利用可能。

■関連情報
・西桂町観光情報(https://www.town.nishikatsura.yamanashi.jp/forms/menugrouptop/menugrouptop.aspx?menugroup_id=79

COURSE MAP

  • スタート地点
  • ゴール地点
  • 駐車場
  • トイレ
  • 富士山ビュースポット
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