鍵懸関跡(かぎかけのせきあと)

秩父裏街道の要所

赤芝集落にあった関所の門を復元した施設で、山梨市の指定史跡になっています。
秩父往還の間道として武田氏が開いたとされるのが秩父裏街道です。古府中躑躅が崎館(つつじがさきのやかた)から太良峠(たらとうげ)、古峠を越え、赤芝集落を経て秩父往還に至る古道(西保街道)で、武田信玄の時代には軍事上の秘密道路とされたため、赤芝集落や切差(きっさつ)集落などの要所には関所が設けられていました。また西保一帯は用材の宝庫であったため、江戸時代には幕府の御用林保護の意味でも、重要な意味をもっていました。
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秩父往還縦断 全道ダイジェストコース

笛吹川とともに、奥秩父山塊への峠道を駆け上がる

甲府市の山崎三叉路から県境を跨ぐ雁坂トンネルの手前まで、標高差およそ1,000mを駆け上がり、山梨県内の秩父往還全道を踏破するコースです。
沿線各所にさまざまな魅力をもつ資源が分布していますが、とりわけ山梨市の一之橋より北の山間部には、雄大な滝の間近に迫る一之釜、山深く分け入る大嶽山那賀都神社、武田伝令隊ゆかりの彫刻が残る吉祥寺など、豊かな水と緑に抱かれた秩父往還の素顔を知ることができるでしょう。徳和渓谷や西沢渓谷でのトレッキングや、さらには乾徳山、甲武信ヶ岳、鶏冠山、雁坂嶺への本格的な登山も可能です。
自動車であっても日帰りでの踏破は難しい、長距離のコースとなります。石和温泉、塩山温泉、岩下温泉、川浦温泉など、沿線での投宿をぜひご検討ください。関心のあるスポットをアラカルトで巡るのもおすすめです。
約60km / 1日以上 / マイカーまたはレンタカー

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