江戸の息吹を未来に伝える宿場のお宿

この旅館は、韮崎宿でも一番の古さを持つお宿です。今からさかのぼること約180年前の江戸時代、1845(弘化2)年に韮崎宿の旅籠の一つとして開業したのが始まり。韮崎宿を行き交う商人たちをはじめとする甲州街道を旅する人たちに親しまれてきた老舗の旅館です。かつては、今の場所よりも少しだけ京都方面の、今は本町第2交差点と呼ばれているところにありましたが、火事で現在地に移転したと伝えられています。かつての場所は現在、ガソリンスタンド。実は清水屋旅館は油売りもしていたといい、その名残りだと考えられます。町の過去と現在のつながりを教えてくれます。
旅館の入り口は自宅に入るかのようにコンパクトですが、奥行きがなんとも深い。韮崎宿の特徴を活かした建物で、まさに「ウナギの寝床」です。どんなところか知りたい方はぜひ、宿泊して体感してもらいたいと思います。タイミングが合えば、旅館の女将から韮崎宿のディープでワクワクするお話を聞かせてもらえるかもしれません。

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