台ケ原金精軒(だいがはらきんせいけん)

老舗和菓子屋となった宿場町の旅籠

1902(明治35)年に創業した老舗和菓子屋で、風格ある外観が印象的な店舗は1852(嘉永5)年に建てられたものです。
江戸時代から明治時代まで台ヶ原宿で旅籠として営業していた「まるや」を改装しました。このまるやには、かつて『東海道中膝栗毛』などを執筆した十返舎一九が宿泊したと記録が残されています。現在、店の2階は50畳の畳敷きでギャラリーとなっており、屋根の梁がそのまま残され、旅籠だった当時の風情を感じることができます。
店がある白州町は、何層もの花崗岩によって磨かれた甲斐駒ヶ岳の軟水で「日本名水100選」に選ばれています。台ヶ原金精軒は、この水の美味しさを最大限に生かした「水信玄餅」を6~9月の土日に数量限定で販売しています。
白州の水にほんの少量の寒天のみを加えたシンプルな菓子で、運搬できないほど柔らかいので持ち帰りは不可。自社農園で無農薬栽培された青大豆のきな粉と黒蜜を添え、その場ですぐにいただきます。非常に人気で、遠方からも多くの人が訪れ、販売時は開店前から行列ができるほどです。

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