葦が池(よしがいけ)

親鸞上人にまつわる伝説が残る地

吉久保地域にある沼池で、往時には三丁余り(約9,000坪)とかなりの広さを誇っていたといいます。現在は干上がってしまい、石碑と説明看板でその存在を知ることができるだけですが、この地にはある伝説が残されています。「よし」という娘が旅の僧侶への悲恋によりこの池に身を投げ、毒蛇になってしまい、親鸞上人に供養されたという「葦が池の伝説」です。
吉久保地域では実際に嘉禄年間にお葦さんという娘がいたそうで、親鸞上人が毒蛇となった「よし」を供養する際に、この池に投げ入れたと伝わる経石も残されています。
この伝説は、「追分の人形芝居」の演目の中で「吉窪美人鏡・親鸞聖人御法海『毒蛇斉度の段』」として演じられており、現在まで伝えられています。

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