03 / 秩父往還 > 信時流武田氏 甲斐府中への道

慈徳院

武田信春館の痕跡が残る

甲斐武田家第12代当主の武田信春（生年不詳 - 1413年）の居館（千野館）が現在の甲州市、塩山千野の地にあったとされ、同地の区割りや周辺の水路・土塁跡、付近の「南小路」「前小路」「的場」「大門」などの地名から、その痕跡を伺うことができます。なお、境内には信春の供養塔も残されています。
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武田信春と大善寺厨子：武田信春は現在の甲州市周辺の寺院を積極的に援助し、そのうち大善寺（甲州市勝沼町）の本堂（国宝）内の厨子（仏像や仏典などを収める箱）は、春信寄進と伝わっており、現在まで同寺院にあって本尊をお守りしています。

<参考資料>
甲州市『武田信玄公生誕500年記念 武田家の史跡散策 配布資料』

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