武田信縄夫人、崇昌院ゆかりの寺院
笛吹市春日居町を流れる、平等川のそばにある曹洞宗の寺院です。寺記によれば室町時代の1441(嘉吉元)年に創建され、『甲斐国志』には、武田信玄の祖父である武田信縄(のぶつな)の妻、崇昌院の位牌があると書かれています。
この寺院に安置されている薬師如来と日光・月光菩薩の木像は、保雲寺と同じ春日居町鎮目にあり、明治時代に廃寺となった鎮目寺から移設されたものです。武田家と徳川家から賜った文書も保管されていましたが、戦国時代と江戸時代の2度の火災によって焼失しました。
参道の中央には無数の石臼が連なるように埋められており、参道脇には素朴な丸石道祖神も見られます。山門と鐘楼を結ぶ回廊や、直線的に配置された総門から本堂など、小規模ながら禅宗の様式が見られる伽藍も見どころです。
この寺院に安置されている薬師如来と日光・月光菩薩の木像は、保雲寺と同じ春日居町鎮目にあり、明治時代に廃寺となった鎮目寺から移設されたものです。武田家と徳川家から賜った文書も保管されていましたが、戦国時代と江戸時代の2度の火災によって焼失しました。
参道の中央には無数の石臼が連なるように埋められており、参道脇には素朴な丸石道祖神も見られます。山門と鐘楼を結ぶ回廊や、直線的に配置された総門から本堂など、小規模ながら禅宗の様式が見られる伽藍も見どころです。
もっと知りたい
丸石道祖神:保雲寺参道の脇の台座のような岩の上に、丸い形の石が置かれています。これは甲斐国内の道祖神によく見られる形態です。本コースを含め、各地でさまざまな配置・サイズ・数の丸石道祖神を見つけることができるでしょう。
<参考資料>
『信虎誕生屋敷遺跡発掘調査報告書』
<参考資料>
『信虎誕生屋敷遺跡発掘調査報告書』
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