水車(すいしゃ)

古くからある水車

かつて水車は住民の暮らしに大切な役割を果たし、親しまれてきました。
三分一湧水の前に立つ水車小屋は、大正初期から1950(昭和25)年頃まで使われていたものです。小荒間には13基の水車がありましたが、現在、峡北地区(北杜市・韮崎市)に古くから残されている水車はこの1基だけとなりました。
水車小屋は通称「車屋」と呼ばれ、三分一湧水から伸びる堰(せぎ。農業用水路のこと)の流れによる水力で車を回して、米や粟を挽いたり、小麦や蕎麦を粉砕して食料にしていました。どの家がどの車屋を何時に使うかは当番で決まっていたといいます。

ここから西国十九番の石仏付近の堰には、ところどころに下り口が設けられており、野菜などを洗えます。湧水が生活に密着している様子が見て取れます。
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・水車のしくみ:水の力で羽根車を回し、その車輪に取り付けた歯車の回転によって杵(きね)を上げ、落とすとその衝撃で下の石臼の中にある玄米が精白されます。

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