六所神社(ろくしょじんじゃ)

信玄がご神体を奉納したと伝えられる神社

1202(建仁2)年に逸見光長の長男、逸見基義が「六所大明神」として建立した神社。武田信玄がご神体を奉納したといわれています。逸見光長は甲斐源氏の基盤を作った源清光の長男です。

祭神は伊弉諾命(イザナギノミコト)をはじめ、日本国土の創生と人類の発生に関わる重要な神々で、六所神社だけで六カ所の神社にお参りしたのと同じくらいの功徳があるといいます。
氏神の六所明神がゴマの茎で目をつぶしたという言い伝えから、小荒間近辺ではゴマの栽培が嫌がられてきました。八ヶ岳山麓の高冷地はゴマの栽培に適さないため、単一栽培を避けて他の作物と混ぜるように教える俗信ともいわれています。
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・銅製の鰐口:拝殿に設置されている銅製の鰐口は江戸時代のもの。鰐口は縄紐で打ち鳴らして参詣者の悪霊などを祓う仏具で、八ヶ岳南麓にはあまり多く現存していません。
・六所神社の旧参道:六所神社から小荒間番所跡を通り、小海線の高架をくぐった先にあるT字路を左に曲がってしばらく進むと、左手に「奉納」と一字ずつ刻まれた二本の石柱があります。ここから北方向を見ると、六所神社の鳥居が真正面に見えます。実は、この二本の石柱は六所神社旧参道の入り口。かつてはここからまっすぐに参道が続いていたのです。

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