聖なる身延山の入口に立つ門

国道52号線に面する総門は、身延山の聖域への入口となる門です。門のそばには仏界と一般の社会とを隔てる結界として「南無妙法蓮華経」の髭題目が刻まれた塔が建てられています。総門は日蓮聖人が身延山に入山する際、出迎えた南部実長公と対面した場所に建てられており、門をくぐると、日蓮上人が腰かけて休息したという「逢島の遺跡」があります。この門は1665(寛文5)年、刈谷城主三浦志摩守安次公の母(寿応院殿妙相日覚大姉)によって寄進されたため、門柱には三浦家の家紋(丸に三つ引)が記されています。また門にかかる「開会関(かいえかん)は36世日潮上人の筆によるもので、「開会」という言葉には「一切の人々は法華経によって仏になる」という意味があります。

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修行の山・七面山と龍の守護神

修行の山の中で自然と祈りの力を感じる・七面山コース

徳川家康の側室である、お万の方が身を清めた羽衣白糸の滝から、表参道の各坊をたどり、七面山敬慎院を拝観し、裏参道(北参道)から七面山奥之院、角瀬の神通坊までを歩きます。登山道のため、一定の装備が欠かせません(各坊が営業しているシーズンを確認しましょう)。参詣道は、豊かな木々に囲まれた山中ですので眺望は限られますが、途中、北岳や南アルプスが眺望できる場所もあります。日の出を仰ぐ御来迎場や奥之院から眺める富士山は圧巻。敬慎院の朝勤を見学し、裏参道(北参道)の明るい森と守りの中を下山します。
約12km / 約10時間~(休憩時間を除く) / 徒歩(登山)

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