七ツ池(ななついけ)

七面山の伝説の池

七面山敬慎院の裏手には、古来より枯れたことがないと言われる「一の池」があります。直径150mほどの大きな池で、六老僧(日蓮聖人が臨終の際に指名した6人の弟子)の一人、日朗上人がこの池の縁に立ったところ、七面大明神が龍の姿で現れたと伝えられています。七面山には7つの池があるとされ、一の池と二の池は確認されていますが、残りの池は所在が明らかではなく、一説には雨が降った時だけ現れる池もあるといいます。また、「七つ目の池を見たものは目が潰れる」という言い伝えもあります。
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七の池の伝説:昔、信州の木こりが山の中で道に迷い、美しい池のほとりに出ました。木こりはその一帯の美しい風景に見せられ、そばに咲き乱れていた紫の草花をむしって、池の水面に投げ込みました。すると突然水面が大きく渦巻き、大波の間から龍が現れて天に昇って行きました。木こりは恐れをなして一目散に逃げ去りましたが、慌てて斧を忘れてしまったため、斧が落ちている池を見つけたら、それが七の池だと言われています。

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