妙福寺(みょうふくじ)

敬慎院の鍵を預かる寺院

元は妙福庵という名の真言宗の道場でしたが、1297(永仁5)年、六老僧(日蓮聖人が臨終の際に指名した6人の弟子)の一人である日朗上人と南部実長公が七面山に登詣する際に宿泊し、住職に法華経の教えを説いたことから法華経に改宗し、後に妙福寺に改称しました。妙福寺17世日照上人の時代には、代々管理していた七面山を久遠寺に寄進しており、これ以来、敬慎院七面大明神房司の鍵は妙福寺で管理することになりました。敬慎院の新任の別当職はまず妙福寺に参拝して鍵を預かり、七面山に着任する風習が続いていることから、妙福寺は「鍵取り妙福寺」と呼ばれています。現在の本堂は1854(安政元)年に再建されたもので、日朗上人作の子安鬼子母神像が安置されています。
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元旦には赤沢集落の人々が妙福寺の住職を先頭に七面山に登詣し、七面大明神の御開帳と新年の祝い事をするしきたりがあります。

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