大阪屋(おおさかや)

昔の旅籠がゲストハウスとして復活

赤沢宿で閉館した旅館をリノベーションしたゲストハウスです。明治初期、赤沢宿には9軒の宿があったとの記録が残っていますが、大阪屋はそれ以前から営業していた老舗の宿で、江戸屋と並んで赤沢宿の草分け的存在とされてきました。建物の一階部分は天保年間に建てられたもので、1882(明治15)年頃に二階建てに改造されています。2004(平成)年に閉館しましたが、2016(平成)年にゲストハウスとして再出発を果たしました。建物内には宿泊者が共同で利用するラウンジ、風呂、キッチン、トイレがあり、調理器具や家電も一通りそろっています。和の情緒が漂う空間ながら、客室は部屋貸しでリーズナブルに宿泊できるため、若い人や外国の人にも人気です。
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大勢の宿泊者が一斉に草鞋を脱げるように長い縁側が設けられた「周り土間」や軒先には「板マネギ」と呼ばれる講中札(講の名称、在所名、個人名などが記された札)がたくさん掛けられているなど、伝統的な講中宿の宿の様式が残されています。

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