水鳴楼(すいめいろう)

法主居間や貴賓室を備えた瀟洒な空間

水鳴楼は法主居間、貴賓室、応接間からなる建物です。1829(文政12)年に焼失し、1835(天保6)年に再建されましたが、1875(明治8)年の大火で再び焼失したため、西谷清水坊の客殿を移築しました。この建物は鴻池家の別屋敷だったと伝えられています。現在の建物は1980(昭和55)年に再建されたものです。大広間には、久遠寺本堂の天井画を描いた日本画の大家、加山又造画伯による襖絵16面があります。また前庭は1476(文明6)身延山第11世日朝上人代の作庭と伝わる、鶴亀蓬莱様式の池泉庭園で、身延町指定文化財に指定されています。庭の造形のそれぞれに仏教的な解釈があり、たとえば池は「真如海 釈尊が説いた真実の教え」、松と島の鶴亀は「寿量島 釈尊の生命が永遠であること」などを示しています。

COURSE MAP

次のスポットへ行ってみよう!