勝沼富町の甲州ブドウ(かつぬまとみまちのこうしゅうぶどう)

現存する最古の甲州種の巨木

勝沼富町のブドウ農園「中央園」にある古いブドウの巨木で、根回りは1.3m、枝張りは南へ9.4m、東へ8mに及びます。 甲州種の原種にあたり、別名「甲龍」とも呼ばれています。
通常、ブドウの木は根に養分を吸う虫が付くと、木が衰弱して寿命が短くなり、20年ほどで樹勢が衰えるといわれています。このため現在は虫が養分を吸えなくするため、特別な種類のぶどうを根の部分に使う「台木」という接ぎ木技術を使って苗を作り、栽培しています。
この勝沼富町のブドウは台木技術を導入する前の大正時代に植えられたものですが、樹齢が100年以上経った今も、幾多の自然災害をのりこえて見事なブドウをたわわに実らせています。
おそらく日本最古の甲州ブドウの木と考えられ、1978(昭和53)年に甲州市の天然記念物に指定されています。

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