韮崎宿本陣跡(にらさきしゅくほんじんあと)

さすが甲州街道の宿場町、もちろんお茶壺も大名も通りました!

本陣とは、江戸時代の大名たちの江戸への参勤交代の途中で宿泊するところ、すなわち旅館です。大名を迎えるのですから、迎賓館なみの高級旅館といえます。そんな本陣は、韮崎宿のほぼ真ん中にありました。当然といえば当然の位置です。そこには、今は千野眼科があり、大名の癒しではなく、地域の方々の目の健康を守る大切な役割を果たしています。
 さて、韮崎本陣を使った大名は、現在桜で有名な高遠城、韮崎の新府城ともゆかりの深い真田家の松代城などの城主たちだと伝えられています。本陣が使われたのは、何も参勤交代だけではありません。かの有名な宇治茶を江戸にまで運ぶお茶壺の通行でも使われました。お茶壺道中は最初のころは東海道を使っていましたが、海風に当たり湿気るからということで甲州街道を使うようになったということです。
 本陣の建物自体を見ることはできませんが、その地が「韮崎宿のど真ん中」であることは変わりません。

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