龍神伝説のある池の跡に建つ
この地域の地誌『北都留郡誌』によると、西光寺の東門のそばに、かつて深さが一丈(約3m)ほどの池がありました。「恵比寿屋」という宿の下女お玉が、この池に来ては下半身を水に浸していたそうです。宿の女将さんが叱るとお玉は宿を辞して、桶を地に伏せて立ち去りました。そこから清水が湧き出し、「お玉ヶ池」と呼ばれるようになったそうです。
お玉は近くに実在した「長峰の池」の主で龍神だったとされます。長峰の池は中央道の工事により消滅し、お玉ヶ池も今は水が涸れ「お玉ヶ井」の石碑が残るのみとなっています。
お玉は近くに実在した「長峰の池」の主で龍神だったとされます。長峰の池は中央道の工事により消滅し、お玉ヶ池も今は水が涸れ「お玉ヶ井」の石碑が残るのみとなっています。