ミュージアム都留(ミュージアムつる)

谷村のまちあるきはここからスタート

近世に城下町として栄えた都留市の歴史めぐりができる博物館。
郡内地方は山間で平地が少なく、気候も寒冷で稲作に適さなかったため、古くから養蚕・絹織物業が行われていました。江戸時代に藩主となった秋元泰朝は治水事業を行ったほか、家臣の内職として絹織物生産を奨励したとも言われています。谷村には江戸の大店の支店が置かれるなど、郡内織の流通拠点として栄えました。
館内では、江戸時代の都留市に経済発展をもたらした郡内織の歴史、谷村に滞在した松尾芭蕉に関する映像展示などを見ることができます。
また、八朔祭で曳かれる豪華な屋台、葛飾北斎をはじめ江戸で人気の浮世絵師が下絵を手がけたとされる屋台の「飾幕(かざりまく)」が常設展示されています。
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・沿革:ミュージアム都留は1999(平成11)年の開館。染物工場の跡地に建設された。染物工場が稼働していた昭和30年代頃までは、付近の家中川で友禅流しが行われていた。

<参考資料>
『谷村路-山梨県歴史の道調査報告書第11集』
ミュージアム都留 解説シート
『つるさんぽ-「都留市を歩こう!」おさんほガイドブック』P2
https://www.city.tsuru.yamanashi.jp/material/files/group/11/t-walk.pdf

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