湧水の風景を東屋で楽しめる禅寺

1462(寛正3)年に天台宗の行者が開いた小さな庵を、1570(元亀元)年に鎌倉建長寺の僧である五峯東源禅師が堂を造営して寺に改め、臨済宗に改宗して禅寺としました。
境内の周辺にこんこんと湧く清水は、平成の名水百選「十日市場・夏狩湧水群」の一つ。湧水は外気の影響を受けにくいため、水温は年間を通して約12℃~13℃に保たれています。近くの東屋から湧水池の景色を眺め、水音に耳を傾けるのもおすすめです。
毎年5月下旬〜7月下旬には、清流でしか育たない梅花藻(ばいかも)の花が湧水池いっぱいに咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。梅花藻はキンポウゲ科の水生多年草で、水面に咲く小さな花が梅の花に似ていることから名付けられました。
もっと知りたい
・薬師如来:長慶寺には下暮地(西桂町)から薬師如来が流れ着いた伝説があり、この薬師如来は目に効くといわれている。境内にある薬師洗顔の水は、江戸時代の谷村藩主の娘が眼病を患った折に参拝し、この水で目を洗ったところ治ったとされる通称「眼鏡池」。薬師如来は毎年10月11日の本尊薬師如来例祭等の際にご開帳される。

<参考資料>
『つるさんぽ-「都留市を歩こう!」おさんほガイドブック』P9
https://www.city.tsuru.yamanashi.jp/material/files/group/11/t-walk.pdf
現地解説版

<参考サイト>
都留市観光協会「長慶寺」
https://tsuru-kankou.com/choukeiji/
長慶寺公式サイト
http://choukei-ji.com/shisetsu.html#chashitsu 

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