町の入口に立つ鳥居

富士道(国道139号)と鎌倉街道(国道137号)の合流地点に立つ鳥居。ここから富士山頂にかけては要所に富士山を拝する鳥居が建てられており、金鳥居は第一番目の鳥居に当たるため「一ノ鳥居」とも呼ばれます。
商店街が連なる下吉田と信仰の町が広がる上吉田との境界に立ち、そこから先が富士山の神域となっています。江戸時代、金鳥居の少し下に登山役所があって、「山役銭」と呼ばれた現代でいう入山料を徴収していました。
下吉田から上吉田までを貫く富士道を歩いていくと、二つのまちの性格の違いに由来する、まちのつくりの違いがよく分かります。
もっと知りたい
・金鳥居の歴史:かつては青銅を意味する「唐銅(からかね)鳥居」と呼ばれていたが、それが訛って現在の呼び名となった。鳥居自体は何度か建て直されており、現在の鳥居は1956(昭和31)年に建てられたもの。
・金鳥居のしめ縄:以前は、ベンベルグという化学繊維でつくられたしめ縄が、旭化成によって奉納されていた。金鳥居は織物産業のまちと富士信仰のまち両方を象徴する存在といえる。

〈参考資料〉
「富士参詣の道を往く-富士山道」
https://www.pref.yamanashi.jp/fujisan/documents/publicity_materials/documents/fujisanmichi-omote.pdf
『富士山-山梨県富士山総合学術調査研究報告書2(資料編)』

〈参考サイト〉
富士吉田市観光ガイド
https://fujiyoshida.net/spot/24
富士五湖ぐるっとつながるガイド
https://www.mt-fuji.gr.jp/jyunrei/oshi/

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