元気くん1~3号(げんきくん1〜3ごう)

江戸時代の用水路が水力発電所に

家中川に設けられた3つの小水力発電所。おもに都留市役所庁舎の電力として使用されています。
開放型木造下掛け水車の「元気くん1号」は都留市役所の駐車場、開放型上掛け水車の「元気くん2号」は高尾神社そば、青い開放型らせん水車の「元気くん3号」は谷村第一小学校の横。町なかを流れる豊富な水を利用した、環境に負荷をかけない発電所です。
家中川は、江戸初期にこの地を治めた秋元泰朝によって造られた用水路です。1639(寛永16)年に完成し、飲料水や灌漑用水だけでなく、織物産業の発展にも大きな役割を果たしました。
もっと知りたい
・元気くんの活用:平成29年度は「元気くん」3台の総発電量の約85%を都留市役所庁舎で使用。夜間や休日など市役所が軽負荷のときの余剰電力は、固定価格買取制度により売電している。
・周辺:元気くん2号の付近にはかつて整経工場が、元気くん3号の付近にはかつて機屋があった。整経とは織物生産の工程の一つで、経糸の本数・長さ・張力などをそろえること。

<参考資料>
『谷村路-山梨県歴史の道調査報告書第11集』
『つるさんぽ-「都留市を歩こう!」おさんほガイドブック』P2
https://www.city.tsuru.yamanashi.jp/material/files/group/11/t-walk.pdf
ミュージアム都留 解説シート

<参考サイト>
都留市「家中川小水力市民発電所」
https://www.city.tsuru.yamanashi.jp/shimin/gomi/4/8476.html
都留市観光協会「家中川水力発電」
https://tsuru-kankou.com/hydroelectric-power-stations-on-the-kachu-river/

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