江戸時代初期に10組19村を治めた名残

1633(寛永10)年、甲府城番に就任した伊丹康勝は、与えられた19カ村・八千石を10組に編成して「十組」または「徳美藩」と称しました。
三日市場に置かれた藩宅は十組屋敷と呼ばれましたが、1698(元禄11)年に没収されて治所も廃止となり、現在は跡地が甲州市の指定史跡となっています。
三日市場は恵林寺の檀家が多い地区であり、恵林寺を中心につくられた町並みや歴史的建造物が残っています。戦国時代には現在の十組屋敷跡の碑のあたりに陣屋や蔵が設けられ、毎月三の日に市が開かれました。とくに名産品の柿と栗には全国から買い手が集まったといいます。
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<参考資料>
『歴史の道調査報告書』秩父街道
『甲州市歴史的風致維持向上計画』

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