躑躅が崎館跡地に信玄を祀る

甲斐国の戦国大名、武田信虎・信玄・勝頼の3代が62年間居住し、国の指定史跡となっている「躑躅が崎館」の跡地に、1919(大正8)年に創建されました。祭神として武田信玄を祀っています。
境内には躑躅が崎館があった当時の堀、土塁、石垣、古井戸などが今も残されています。
宝物殿には、国の重要文化財に指定されている「吉岡一文字」の太刀のほか、全国から集められた武田氏ゆかりの鎧・甲冑・刀剣などが展示されています。
境内には県内各所より寄進を受けた数百種類の樹木が植えられています。全国的にも珍しいのが黄金色になって落葉する「三葉の松」です。
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躑躅が崎館(つつじがさきのやかた):躑躅が崎館が築かれたのは1519(永正16)年で、躑躅が崎は館の置かれた場所の地名です。信虎から信玄へ世代交代し、勢力が拡大するとともに、堀一重の方形居館から規模を拡大していきました。敵が押し寄せる出入口に「枡形虎口」や「三日月堀」を備えた籠城しやすく攻められにくい構造は、武田信玄の軍師、山本勘助の築城術によるとも言われています。

吉岡一文字:吉岡一文字は、鎌倉時代末から室町時代初頭の備前刀工の一派です。宝物殿に展示されている太刀は、神社創建にあたり武田信玄が正室を迎えた三條家から奉納された同家伝来の名刀です。

<参考資料>
『やまなしのお寺と神社』

<参考サイト>
武田神社
http://www.takedajinja.or.jp
富士の国やまなし観光ネット「武田神社」
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4317.html
甲府市「躑躅が崎館」
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/shingenkou-no-machi/tsutsujigazaki.html
文化遺産オンライン「吉岡一文字」
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/90943

御朱印もらえます

※情報は制作時のものであるため、実際の訪問の際には事前にご確認ください。

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