岩船地蔵尊(いわふねじぞうそん)

下野国から送られてきた地蔵尊

三分一湧水公園の脇に佇む地蔵尊です。
江戸時代中期、1719(享保4)に下野国(栃木県)の岩船を出発点として、地蔵尊が村から村へと送られました。この時、地蔵尊が通った各地の村に建立されたのが「岩船地蔵尊」です。

また、八ヶ岳南麓では豪雨に見舞われると山が崩れ、大石を押し流して樹木や橋や家屋をなぎ倒す山津波がしばしば起こりました。江戸時代、小荒間の人々はこれを「おんだし」と呼んで恐れ、治水に霊験のある「岩船地蔵尊」を下野国(栃木県)から勧請して石碑を立てた、という伝承もあります。
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・六所神社の旧参道:岩船地蔵尊から道路を挟んで向かい側に、「奉納」と一字ずつ刻まれた二本の石柱があります。ここから北方向を見ると、六所神社の鳥居が真正面に見えます。実は、この二本の石柱は六所神社旧参道の入り口。かつてここからまっすぐに参道が続いていたのです。

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