八達衛神の碑(やちまたのひ)

武田家と棒道の伝承を語る碑文

棒道沿いにある道祖神で、棒道の石仏とほぼ同時期に造立されました。正面には「天(異体字) 八達衛神」、側面には「此棒道たるや 甲信の往来として 武田家戦場の昔し国中に命して 悉路次を造らしめしか 其後更ふり廃せり 依之口方の扶助を得再補里して 人馬の一助となすもの也」と刻まれ、当地の人々が棒道を「武田家が軍用道として作らせたもの」と考えていたことが読み取れます。
「八達衛神」は道の分岐点、村境などで外敵や悪霊をふせぐ神であり、イザナギが黄泉から帰還して禊をした際、脱ぎ捨てた袴から生じたといわれます。サルタヒコ、あるいはヤチマタヒコ・ヤチマタヒメと同神だという説もあります。

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