聖なる身延山の入口に立つ門

国道52号線に面する総門は、身延山の聖域への入口となる門です。門のそばには仏界と一般の社会とを隔てる結界として「南無妙法蓮華経」の髭題目が刻まれた塔が建てられています。総門は日蓮聖人が身延山に入山する際、出迎えた南部実長公と対面した場所に建てられており、門をくぐると、日蓮上人が腰かけて休息したという「逢島の遺跡」があります。この門は1665(寛文5)年、刈谷城主三浦明敬公の母(寿応院殿妙相日覚大姉)によって寄進されたため、門柱には三浦家の家紋(丸に三つ引)が記されています。また門にかかる「開会関(かいえかん)は36世日潮上人の筆によるもので、「開会」という言葉には「一切の人々は法華経によって仏になる」という意味があります。

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