奥之院思親閣(おくのいん ししんかく)

日蓮上人が故郷と両親を追慕した霊場

標高1153mの身延山頂は日蓮聖人が身延山で過ごした9年間に幾度となく登り、故郷である房州(現千葉県)小湊の両親を偲び、追慕した霊場です。境内の祖師堂は、六老僧(日蓮聖人が臨終の際に指名した6人の弟子)の一人、日朗上人によって1665(寛文5)年に建てられました。堂内には1680(延宝8)年に造られた祖師像、六老僧像、妙日・妙蓮像が奉安されています。また鐘楼と洪鐘は1668(寛文8年)のもので、祖師堂とともに身延町指定文化財に指定されています。仁王門は本堂前にあったものを江戸前期の天和年間に移設したもので、伝運慶作の「密迹金剛」、「那覇延金剛」が勇壮な姿を見せています。そのほか大孝殿、開基堂、育恩殿、故郷の方角に祈る日蓮聖人立像、日蓮聖人お手植え杉などが見学できます。
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奥之院思親閣へは、本堂の裏手からロープウェイに乗れば約7分で到着できます。また、本堂から5㎞の表参道を歩いて上る場合は2~3時間の道のりです。ロープウェイ山頂駅のそば、表参道の終点には展望台があり、伊豆半島や富士山などが遠望できます。

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※受付時間等の詳細は、事前に各施設へ直接お問い合わせください。

※情報は制作時のものであるため、実際の訪問の際には事前にご確認ください。

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