追分感井坊(おいわけ かんせいぼう)

奥之院と七面山への分岐点

裏参道の千本杉を超え、さらに上ると追分があります。追分とは分岐点のことで、ここから右に進めば奥之院、左に進めば赤沢宿、七面山へと向かいます。この追分にある感井坊は1688(元禄元)年、31世日脱上人によって建てられた歴史ある建造物で、六老僧(日蓮が臨終の際に指名した6人の弟子)の一人である日朗上人作の帝釈天を祀る帝天堂があります。また日蓮聖人が明神の夢を見た際に湧き出たと伝えられる井戸もあります。現在は久遠寺本堂から奥の院へと向かうロープウェイが運行しており、また七面山の麓に車で入れるようになったため、この道を歩く人は少なくなりましたが、かつては帝釈天堂の広い境内が参詣者の休憩場所になっていたようです。

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