石畳を歩いて歴史ある宿場を散策
早川町赤沢地区は「身延往還」と呼ばれる、日蓮宗総本山の身延山と霊場七面山を結ぶ道沿いにあり、江戸時代から参詣者のための宿場「講中宿」として賑わいました。江戸中期以降は小グループで身延山に参詣する「身延講」が盛んになったため、七面山への参道は早くから整備され、最盛期の明治~昭和初期には1日1000人もの参詣者がこの道を歩いたそうです。現在、赤沢宿内の「身延往環」は石畳が復元されており、全国の参詣者で賑わった講中宿の風情を感じながら散策が楽しめます。また坂道の傾斜がきつい場所には、歩きやすいように階段が設けられています。