身延山宝物館(みのぶさんほうもつかん)

身延山の歴史を伝える貴重な宝物

久遠寺の本堂地下にある身延山宝物館では、久遠寺が所蔵する宝物や貴重な史料を収蔵し、随時展示を行っています。それらの宝物および史料は「身延文庫」と総称されており、1281(弘安4)年に絵師・藤原親康によって描かれた日蓮聖人の肖像画「波木井(水鏡)の御影」や、2世日向上人以来の先師の書写した典籍類、さらに国宝の「夏景山水図」、重要文化財の「宋版礼記正義」、「本朝文粋」、「釈迦八相図」、山梨県指定文化財の「繍仏十六羅漢図」、武田信玄が寄進したとされる「明版法華経」などが含まれます。日蓮宗の総本山とあって、僧侶や信徒から奉納された宝物が多いのも特徴です。常設展示のほか、企画展示も年に数回開催されており、館内では写経も体験できます。

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