甘露門(かんろもん)

女坂の脇に立つ歴史ある門

甘露門は女坂と呼ばれる緩やかな坂道のそばに立つ高麗門です。門の脇には門番所があり、ともに国の登録有形文化財に登録されています。甘露門は1868(明治元)年に創設されたもので、間口4.5mで切妻造本瓦葺。門の中央に掛けられた「甘露門」の文字は、元・元老院議官の中村正直が揮毫したものです。甘露の名は、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」の経文中の「澍甘露法雨」(観世音菩薩が私たちを救うために、甘い雨を降らす)という言葉が語源となっています。また、門番所は入母屋造本瓦葺で建築面積は12㎡です。

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